校務支援システムの価格・費用相場はどれくらい?

公開日:2023/12/15  

コスト

これまで校務は、職員が手作業で行って運用をしていました。そのため手間と時間がかかり、大変な労力をつぎ込んでいました。そんななか、デジタルを導入することで、効率化したのが「校務支援システム」です。では、校務支援システムの導入にはどれくらいかかるのでしょうか。今回は、校務支援システムの相場について詳しくご紹介します。

校務支援システム価格・費用相場

校務支援システムの相場はどれくらいなのでしょうか?こちらで詳しくご紹介します。

校務支援システムにはさまざまなタイプがある

校務支援システムは1つではありません。現在、さまざまなタイプが開発されています。

こちらでは代表的なパッケージタイプの本体のみの購入相場について詳しくご紹介します。

パッケージタイプ

パッケージタイプとは、基本のフォーマットをユーザーが利用することができる校務支援システムのことです。簡易的なカスタマイズはできますが、各学校に合わせたフルカスタマイズはできません。パッケージタイプの相場は385〜550万円(税込)程度です。また、高額なので通常分割払いが可能です。

カスタマイズ・運用・保守で発生する費用

校務支援システムは、カスタマイズするとどれくらいかかるのでしょうか?また運用・保守で発生する費用はどれくらいかかるのでしょうか?こちらで詳しくご紹介します。

カスタマイズ

カスタマイズとは、各学校の事情に合わせて特化することができる校務支援システムのことです。カスタマイズの費用は次の通りです。

・①高校版のカスタマイズ費用:高校版をカスタマイズした初期導入費用は平均504万円(税込)です。高校版はカスタマイズ・オプションサービス込みの価格になっています。

また、高額なので通常分割払いが可能です。

・➁中高一貫校版のカスタマイズ費用:中高一貫校版をカスタマイズした初期導入費用は平均697万円(税込)です。中高一貫校版はカスタマイズ・オプションサービス込みの価格になっています。また、高額なので通常分割払いが可能です。

運用で発生する費用

運用で発生する費用は、クラウドサービスタイプを運用する時に費用が発生します。校務支援システムのクラウドサービスタイプには、次の2つのモデルがあります。

・①自治体センター集中モデル:自治体センター集中モデルとは、自治体に本体のサーバーを置き、複数の学校とインターネットでつながるシステムのことです。

・➁SaaSモデル:SaaSモデルとは、データセンターのサーバーを使って、複数の学校とインターネットでつながるシステムのことです。

クラウドサービスタイプの初期導入費用と運用した時に発生する費用は次の通りです。

・①小中高等学校の初期導入費用:小中高等学校の初期導入費用は33万円(税込)です。

・➁小中学校の月額のサービス運用費用:小中学校の月額のサービス運用費用は、2万2,000円(税込)です。

・➂高等学校の月額のサービス運用費用:高等学校の月額のサービス運用費用は4万4,000円(税込)です。

また月額のサービス運用費用は、システム運用費用であって保守費用ではありません。

保守で発生する費用

保守とは、システム保守のことです。システム保守とは、通常はシステムを正常な状態に保つことをいいます。また、異常があった時には、待機中のエンジニアがシステム内や通信内での不具合やトラブルを見つけ、正常に動くように問題点を解消します。

保守で発生する費用はパッケージタイプ・カスタマイズの時に発生します。パッケージタイプ・カスタマイズの保守で発生する費用は次の通りです。

・①パッケージタイプの保守で発生する費用:パッケージタイプの保守で発生する費用は、年間77〜165万円(税込)程度です。

・➁カスタマイズの保守で発生する費用:カスタマイズの保守で発生する費用は年間最大53万円(税込)程度発生します。

ただしカスタマイズでの導入初年度の保守費用は0円です。保守費用がかかるのは2年目からです。また仕様変更の追加請求はありません。

補助金が利用できる可能性も

校務支援システムを導入する時には補助金が利用できる可能性はあるのでしょうか?こちらで詳しくご紹介します。

補助金は利用できるのか?

結論からいうと、校務支援システムを導入する時には補助金を利用することができます。ただし、毎年変更があるので、詳しくは本年度の校務支援システム導入のための助成事業を確認することをおすすめします。

補助金の限度額はいくらか?

東京都の私立学校デジタル教育環境整備費助成事業によると、令和5年度の校務支援システムを導入する時の補助金の限度額は次の通りです。

①都内の私立小学校、中学校、特別支援学校は、1校につき2,000万円(税込)
➁高等学校(全日制課程及び定時制課程)は、1校につき1,500万円(税込)

ただし助成率は対象経費の1/2以内になるのでご注意ください。

まとめ

今回は、校務支援システムの相場についてご紹介しました。今回のポイントをまとめると、校務支援システムのパッケージタイプの相場は385〜550万円(税込)程度です。校務支援システムは現在パッケージタイプが主流です。

ただし、今後はクラウドサービスタイプへの早期移行が求められています。そのため、ここ数年間はクラウドサービスタイプへの移行期間になるといわれています。本記事が校務支援システムの相場について詳しく知りたい方に届けば幸いです。

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